「たくまくんー!きたよー!いれてー!」
玄関から隆太のやかましい声が聞こえてくる。
「鍵開けてるから速く入れ。やかましいよ」
「おじゃーしやす!」
隆太は部屋に入ってくるなり、机の上に大量のチラシを広げる隆太。
「どれにする?」
急に何を言ってるんだコイツは。
「俺としてはーストリートダンスとかいいと思うのよ。カッコいいじゃん?あ、バスケとかもモテそう。ストレートに野球とか?でも疲れるのヤダなー」
ぶつぶつ独り言を言ってる隆太。サークルをどれに入るか迷ってるらしい。
「ちょっと琢磨も案出せよ。聞いてんじゃん」
独り言ではなかったらしい。
「いやお前の入るサークルのことなんて知らねーよ。俺サークル興味ないし。」
「何言ってんだよ、これからの大学生活どうするか決めなきゃじゃん。何か女の子にもてそうなのないかな。」
どうやら隆太にとってサークル活動は女にモテる為のものらしい。ファッションのような感覚だろうか。
「琢磨も探してよ。ほらこっち半分みて」
隆太がチラシの束を渡してきたので俺も見てみる。
なるほどいろいろな種類があるようだ。そのなかに異様な絵とともに「軽音部」と書いてあるものを見つけた。
「隆太さー、音楽好きだっけ」
それとなく隆太に聞いてみる。
「No music, No life.」
「じゃあこれなんてどうよ。軽音部だってよ。もてるんじゃないかな」
隆太に軽音部のチラシを渡す。
「けいおん!けいおん!あずにゃんぺろぺろ!でも俺楽器したことねーよ?」
「大丈夫だろ、教えてくれるんじゃねーの。唯も練習してたじゃん。」
「いや俺けいおん見てないし」
「俺も見てないけどさ」
アニメはちびまる子とサザエさんくらいしか見てない二人である。
隆太はおもむろに立ち上がってエアギターをし始めながら言う。
「モテるな。」
ヘソをかいてるようにしか見えない隆太のフォームでは到底もてそうにない。
「明日学校終わったら見に行ってみようぜ」
「え、俺はいかねーよ」
興味もないので。
「明日なんか用事あるのか? じゃあいつ行く?早めに行ったほうがよくね?」
キョトンとした顔の隆太が聞いてくる。こいつもしかして
「え、お前一人でいけばいいんじゃないの?」
いや、もしかしたら一人で見に行くのが不安なだけかもしれない。
「じゃあお前はいつ行くんだよ。どうせ入るんだし一緒に行こうや」
やっぱりそういうつもりだったんだな貴様。
「俺は入らないよサークル」
玄関から隆太のやかましい声が聞こえてくる。
「鍵開けてるから速く入れ。やかましいよ」
「おじゃーしやす!」
隆太は部屋に入ってくるなり、机の上に大量のチラシを広げる隆太。
「どれにする?」
急に何を言ってるんだコイツは。
「俺としてはーストリートダンスとかいいと思うのよ。カッコいいじゃん?あ、バスケとかもモテそう。ストレートに野球とか?でも疲れるのヤダなー」
ぶつぶつ独り言を言ってる隆太。サークルをどれに入るか迷ってるらしい。
「ちょっと琢磨も案出せよ。聞いてんじゃん」
独り言ではなかったらしい。
「いやお前の入るサークルのことなんて知らねーよ。俺サークル興味ないし。」
「何言ってんだよ、これからの大学生活どうするか決めなきゃじゃん。何か女の子にもてそうなのないかな。」
どうやら隆太にとってサークル活動は女にモテる為のものらしい。ファッションのような感覚だろうか。
「琢磨も探してよ。ほらこっち半分みて」
隆太がチラシの束を渡してきたので俺も見てみる。
なるほどいろいろな種類があるようだ。そのなかに異様な絵とともに「軽音部」と書いてあるものを見つけた。
「隆太さー、音楽好きだっけ」
それとなく隆太に聞いてみる。
「No music, No life.」
「じゃあこれなんてどうよ。軽音部だってよ。もてるんじゃないかな」
隆太に軽音部のチラシを渡す。
「けいおん!けいおん!あずにゃんぺろぺろ!でも俺楽器したことねーよ?」
「大丈夫だろ、教えてくれるんじゃねーの。唯も練習してたじゃん。」
「いや俺けいおん見てないし」
「俺も見てないけどさ」
アニメはちびまる子とサザエさんくらいしか見てない二人である。
隆太はおもむろに立ち上がってエアギターをし始めながら言う。
「モテるな。」
ヘソをかいてるようにしか見えない隆太のフォームでは到底もてそうにない。
「明日学校終わったら見に行ってみようぜ」
「え、俺はいかねーよ」
興味もないので。
「明日なんか用事あるのか? じゃあいつ行く?早めに行ったほうがよくね?」
キョトンとした顔の隆太が聞いてくる。こいつもしかして
「え、お前一人でいけばいいんじゃないの?」
いや、もしかしたら一人で見に行くのが不安なだけかもしれない。
「じゃあお前はいつ行くんだよ。どうせ入るんだし一緒に行こうや」
やっぱりそういうつもりだったんだな貴様。
「俺は入らないよサークル」
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